鹿島神宮における日本刀奉納鍛錬の記録映像。
筑波大学の酒井利信教授体育系、当時准教授が企画し故宮入行平刀匠人間国宝
の高弟である藤安将平氏が執り行いました。
武道は古来信仰宗教と密接な関係を保ちながら発展してきましたが特に鹿島神宮は
剣の神であるタケミカヅチを祀る社で古くから武の聖地として独特な文化を形成してき
ました。この社において剣神の前で武士の魂であった日本刀を鍛錬しこれを奉納する
ことにより武の文化性を再認識しようというものです。鹿島神宮で刀剣を打つのは「常
陸国風土記」に記されている慶雲元年の佐備大麻呂らの作剣以来実に1‚300年ぶりの大事
業ということになります。
鍛錬は平成年月日日の日間にわたり執り行われ月日の例祭にお
いて無事に研ぎあがった日本刀を奉納しました。当年の例祭は年に一度天皇の勅使
が参向するお祭りで同神宮のご理解によりこの特別な日に奉納させていただきました
なおこの企画は科学研究費補助金基盤研究「武道文化に関する教材の開発」
にかかわる事業で当DVDは、一連の行程を映像として記録し武道文化を視覚的に理解す
るための教材として作成したものです。